僻地で陸マイラーの忘備録

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地域医療にて勤務中の総合診療医夫婦の日頃思ったこと、マイル、診療、子育てなどつれづれなるままに書くブログ

“僻地で陸マイラーの忘備録”

生命保険の選び方

結婚したり、子供が産まれたり、

ライフイベントの時、考えるのが保険のことだと思います。

考えるというより、周りが言ってくるパターンが多いのかも。

 

例えば親が顧客となっている保険会社を、親から勧められたり、

保険会社に勤めている友人から勧められたり、

職場に直接勧誘に来たり。

 

「なんとなく」「よくわからないけど勧められるままに」入っていませんか?

ちゃんと保障の内容と期間を理解してますか?

 

保険は、人生で2番目に大きい買い物と言われています。

それなのに、「なんとなく」加入している人を結構見かけます。

今日は、私達家族の生命保険加入時のお話です。

 

※生命保険会社の担当者を責めるつもりは毛頭ありません。

会社が儲かるように働くのが社員の勤めだと思うので。

 

 

1.生命保険の勧誘

結婚した時、知り合いの某大手保険会社の担当者から、

生命保険に加入しないかと、声が掛かりました。

 

最初にお話をした時に勧められたプランが、

死亡保障5000万円の、医療保障特約付き定期保険(商品名は伏せます・・・)」です。

担当者の言い分はこうでした。

【本日は、旦那様の保険プランを持って参りました。死亡保障は5000万。まあお医者様ですから最低でもこのぐらいはと思います。さらに医療保障の特約付きで、三大疾病と言われるものも全てカバーしておりとても良い保険です。】

(なになに?42歳で保険料が上がって、60歳払済か。

 支払い総額は・・・1256万円・・・!!!?)

 

どういうことかまとめると、

もし60歳までに死んだら、遺族は5000万円がもらえるけど、死ななければ1000万円以上はまるまるドブに捨てる事になる。しかも払ったお金はほぼ戻ってこない上に、医療保険も60歳で消滅。医療機関にかかる確率が高い高齢者になってからの保障はゼロ」っていう保険に勧誘されてたわけです。

なんてこと・・・

   

2.生命保険と医療保険

  定期保険と終身保険

 

ここで一旦整理します。

「生命保険(=死亡保険)」「医療保険」とは、別物です。

「生命保険(=死亡保険)」は、保険をかけられてる人が死んだら、遺族に保険金がおります。

「医療保険」は、保険をかけられてる人が病気になったら、保険金がおります。

私が提案されたのは、「生命保険」に「医療保険」を特約(=おまけ)としてプラスしたものです。

「特約」ときくと、なんかすごくよさそうに聞こえますが、

保障期間が終わってしまうと、「特約」も基本全て終了です。

今日は生命保険の話のみします。

 

さて、生命保険には、ざっくりわけて2種類あります

①定期保険(払済保険と言われたりもします)

②終身保険

です。

 

①定期保険とは

定められた期間のみ保障される保険です。その期間内に限り被保険者が死亡した場合に保険金が支払われるシステムになっています。掛け捨てタイプが一般的です。そして人はそんなに高い確率で若くして死ぬわけではないので、必然的に保険会社が儲かることになります。

 

 ②終身保険とは

保険期間は一生涯適用され、何歳で死亡しても死亡保険金が支払われるシステムです。貯蓄性の高い保険です。目先の保険料は定期保険よりはるかに高いですが、(きちんと解約時期を選べば)最終的にはお金が支払った額以上戻ってきます

 

ざっくりいうと、

①定期保険 は保険会社が得をする

②終身保険 は私達が損しない(必ずしも得をするとは言い難い)

保険です。

 

 

 

3.生命保険に入る必要の無い人

生命保険に入る必要の無い(もしくは入る必要度の低い)人たちがいます。

1)独身の人

2)専業主婦の人

3)共働きで、片一方が死んでもどうにか生活出来る人

 

どういうことかというと、

1)の人たちは大抵、保険金の受け取り人は親になっていますよね。「死んでも尚、両親に楽な思いをさせてあげたい」という殊勝な方々や、お家に大きな借金などがあって、自分が大切な働き手である方々を除けば、基本的には入る必要は無いはずです。

2)の人たちは勿論、頑張ってます。すげー頑張ってると思います。主婦ってみんなが思っているよりも結構大変です。でも、家事や子育ては残念ながらお金にはなりませんので、入る必要は無いはずです。

3)の人たちは、どうにか生活できるのですから、入る必要は基本的には無いはずです。

 

私達は3)に該当しますが、結論から言うと

「1000万円死亡保障のみの終身保険」に入りました。

理由は最後に書きますね。

 

 

 

 

4.生命保険に入る必要のある人

入る必要の無い人たちがいるなら、生命保険に入る必要がある人もいます。

その一例が、

「専業主婦の妻と幼い子供を抱えた、あまり貯金なく所得も高くないお父さん」

です。

お父さんが死んだら、残された家族が生活を立て直すことは出来るでしょうか。

うーん。。。

この人が入るべき保険は、月々の保険料が安い「定期保険」です。死ななければお金はまるまる保険会社のものになりますが、少ない保険料で大きな保障が得られます。子供が働き始めるまでの、ごく限られた期間の保障があればよいのです。

 

 

 

5.死んだ時にもらえる保険金は

  いくらあればよい?

×「残された家族が保険金のみで生活できる額」

◯「残された家族が生活を立て直すための期間を支えるのに必要な金額」

 

私が最初に提案された保険プランがまさにそれであるように、保険会社は保険金を「残された家族が保険金のみで生活できる額」としてはじきだしてきます。

でも実際は、遺族年金がもらえたり(※残された一方の所得が高いともらえませんが)、残された家族が働いて収入を得ることもできるので、少なくとも多額の保険金は必要ないと思います。(死んだらものすごく借金が残る状態の開業医さんとかは別と思いますが)

日々の生活費、子供の養育費など、電卓を横において計算してください。ちなみに保険料が所得の10%を超えないようにするのが良いようです。

 

 

 

 

6.私達の保険

「1000万円死亡保障のみの終身保険65歳払込」を夫と私の分。

正直、しょぼい。

めちゃめちゃしょぼい。

でも、これでよいと判断しました。

理由は

  • まだ当時は働き始めで貯金もそんなに無かったし、子供ももうすぐ産まれるという状態なので、当面の生活には困らない程度の生命保険は欲しいな。
  • 両方のどちらかが死んでも、所得の関係で遺族年金は出ないだろうから。
  • 保険会社にまるまるお金をもってかれるのはちょっと・・・
  • 生命保険に入ると節税になる

こんな感じです。

 

こちらが主人の分の生命保険の内容。

 

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要点をまとめると、

  • 毎年の保険料は238000円
  • 65歳まで保険料は上がらずずっと一律のまま(更新なし)
  • 65歳の時点で総額8816000円「払込」(※払済ではないです)なので、老後はお金を一切払わなくてよい。
  • 56歳の時点で払ったお金は6672000円、その時点で、解約した時に戻ってくるお金(=解約返戻金)は6686000円なので逆転する。つまり払ったお金よりも多い額が戻ってくるようになり、56歳以降は増え続ける。
  • 105歳まで生き続けてから解約した場合、解約返戻金は1390万円笑

 

終身の生命保険は、解約のタイミングさえ間違わなければ銀行に預けとくよりも金利はましかな、ぐらいの感覚です。

分けるべき、という人も勿論いますが、

私達の保険=ちょっと金利のよい貯金 として扱っています。

でも、終身保険がインフレには弱いことには注意しなければなりません。

保険にまわす以外のお金を、うまく資産運用をしていかねばなあと思っておるところです。

 

 

 

7.保険料を安くする裏技

ちょっとだけだけど、同じ保障内容でも保険料を安くする裏技があります。

 

①思い立ったらなるべく早く生命保険に入る

残念ながら終身保険のデータしかないのですが、1000万円の死亡保障だと、加入するのが10年遅れるごとに、払い込む保険料の総額が40万円づつ増えていきます。

 

②保険料の支払いを「月」ではなく「年」で払う

(勿論、クレジットカード払いで。ポイントがつくので。)

年に1回、結構な額持ってかれますが、総額としては安くなります。

保険会社はそのことを知ってても敢えて教えてくれませんので自分で交渉してください。

 

 

この記事が誰かの役に立ってくれれば幸いです。

 

※個人的見解も含まれているので、実際に加入される際には

もっと色々ご自分で調べて、自分達にとってベストな保険に入ってください。