「メモリプレイ」をご存知でしょうか?
結婚式にて、新婦から両親への手紙の場面にて、
どこからともなく役者が登場し、
新郎新婦自身の子供時代・中高生・成人期の、
それぞれの時代における両親との思い出を語っていく。
そういった、結婚式の新しい演出です。
- メモリプレイをしようと思ったきっかけ
- 最初の印象
- 依頼から本番までの時間経過
- 料金について
- プロフィール用紙記入
- Skypeでの打ち合わせ
- 新郎新婦の写真データの送付
- メモリプレイ台本の添削
- 結婚式当日
- 感想
- 注意点
- 最後に
この演出を手がけているのは
サプライズモールという、福岡にある会社。
「クイズやさしいね」や、「フルタチさん」でもその内容を紹介されたもので、2013年設立後、現在までの制作実績は多数。
ちなみに、会社の電話番号がおもしろい。
実際にメモリプレイを依頼してみて、
依頼して制作されるまでの手順、料金、感想などを
つれづれなるままに述べたいと思います。
メモリプレイをしようと思ったきっかけ
もともと主人の部活仲間に余興を依頼しようかと画策していたけれど、
忙しさを理由に余興を断られてしまった主人。
(※結局、サプライズでその方々から余興がありました)
私は産休もはさんでおり、職場の皆様に何か余興を依頼できるわけでもなく、
友人も多くはない・・・。
余興をするのを半ばあきらめてました。
そんなある日、風呂場から出てきた主人が
「みてみて、これなんかすごくない!!??」
主人から、You tubeにアップされているメモリプレイ動画を見せられる。
(気になる方はYou tubeにてチェックをば。)
最初の印象
「えっ・・・これ子役なの?自分で依頼するの・・・?めっちゃ恥ずかしくない・・?それにうちの親、ぜったい引くと思うわー・・・こういうの・・・」
最初は、私は全然乗り気じゃありませんでした。
でも、結婚式で全然余興がないのもちょっと寂しい気もするし、
主人より、「友人とは違った演出を、何かしらやりたい!」という希望。
口コミでは親御さんめっちゃ感動するって書いてるし・・・
なんやかんやあって、メモリプレイを依頼することにしました。
依頼から本番までの時間経過
6月頭の結婚式に向けて、
2月:インターネットから会社に依頼。
3月:会社からプロフィール用紙みたいなのが送られてきました。
(プロフィール用紙についてはまた後述します)
そこから引っ越しやらなんやかんやあって、
4月中旬:プロフィール用紙を返送。
5月中旬:会社の代表の人とskypeで打ち合わせ。
5月末:新郎新婦の写真データ送付(こちらの手違いで送れておらず、遅くなった)。メモリプレイ台本添削、完成
6月はじめ:本番を迎える
という形でした。
料金について
こんなかんじ。
私達は1番左のライトパック(218000円)にしました。
幼少期、中高生の2期だけを選択。
どの時期を演じてほしいかとかは選べます。
1番右のやつはどんな感じになるかはまったく不明です・・・。
この料金+福岡からの交通費がかかりました。
たしか3万円ぐらいプラスされたかと思います。
プロフィール用紙記入
新郎新婦の幼少期、中高生、成人期のそれぞれの
両親との印象的なエピソードとか、着てた私服とか制服とか、
お気に入りのおもちゃとか思い出の品とか、書く欄がありました。
新郎新婦の思い出の品を会場に持ってくることが可能なら、持ち込みます。
私はお気に入りのぬいぐるみを持ち込みました。主人は何もなしです。
衣装については、基本的には当時着てたのと似た様な衣装を会社が準備してくれます。制服についても、中学校で着てたような学ランがいいとか、高校の時のようなブレザーがいいとか、けっこう希望すれば通ります。
中高生の役者さんは、主人側は学ラン、私側はブレザーで登場されました。
Skypeでの打ち合わせ
「この人テレビで見た事あるわー」って感じの、会社代表の方と直接
skypeで打ち合わせをします。
内容としては、プロフィール用紙に書いたことの確認とか、
エピソードをもっと掘り下げて訊かれたりとか。
1時間ぐらいお話をしたと思います。
新郎新婦の写真データの送付
幼少期、中高生、成人期それぞれの写真データもしくは写真そのものを
複数枚送るように依頼されます。
理由は3つ。
①新郎新婦によく似た役者を選ぶため
②当日の服装の参考にするため
③本番のメモリプレイの最中にスライドショーみたいにして前のスクリーンで流すため
です。
メモリプレイ台本の添削
パソコンに、メールで送られてきました。
よく構想を練られていて、すごいなーと思いました。
でも、主人のところの「俺、最高の医者になるからね」っていうセリフは、
(いや・・・周り医者ばっかりだから恥ずかしいわ・・・)ってことで
ちょっと添削させてもらいましたが・・・。
その他、ちょいちょい気になる言い回しだったりとか方言だったりとか、
そういったものは結構要望をきいてもらえます。
最終的な台本の添削が終了したのが5月30日。
結婚式まであと数日しかないけど、大丈夫なのだろうかと一抹の不安。
結婚式当日
いよいよ迎えた結婚式当日。
花嫁の手紙です、とナレーションが入った後からメモリプレイ開始。
私達と雰囲気のよく似た役者さんが出てきました。
演技力もすごかったですねー。
高砂の反対側の、金屏風の前で演じることが多いみたいです。
感想
実直な感想としては、「やってよかった」です。
理由は、両親が明らかに感動しているのが分かったから。
普段泣かない私の両親も、けっこー泣いてましたね。
会場のゲストの中にも、何故か新郎友人が泣いてました汗。
新郎の中高時代の、父親との葛藤の場面でホロリときたようです。
中にはそういったサプライズに対して否定的な意見をネットに書く人もいるけど、
このメモリプレイに関しては、
「両親に感謝を伝えるため」という主な目的がはっきりしています。
まだまだ新米ですが・・・自分も親になってみてちょっとわかったけど、
子供の成長って本当にあっという間。
そんな子供の成長をもう1回目の前で見ることが出来て、
自分たちだけの当時の大切な思い出を、もう一度ありありと思い起こさせてくれる。
私の娘にも、結婚式でやってもらいたいぐらいです爆。
両親へ感謝をちゃんと伝えたい方、
それに加えてみんなとはちょっと違う演出をしてみたい方。
とても、おすすめです。
注意点
- 福岡から遠いところになると、役者さんの飛行機代とかがかかります。場所によって交通費が変動するようです。
- 役者の控え室兼直前までの練習室として、会場の近くのダンススタジオか、会場の中にある控え室かを準備するように依頼されます。私達が挙げる式場は周りはゴルフ場と海しかなかったので、結局、控え室を1部屋借りました。5000円かかりました。
最後に
当日、結婚式終了後に役者さん本人達に訊いてみました。
新郎 「台本っていつ渡されるんですか」
中高生役男の子「2日前ですね」
新郎 「!!!?? え、こういった役者みたいなお仕事、
何年ぐらいしてるんですか?」
中高生役男の子「僕は4年ぐらいになります。」
新郎 「4年!長いですねー!君はどのくらいしてるの?」
幼少期役男の子「ぼくは5年前からです」
私達(ベテランやないかい・・・!)
私たちの結婚式がゼクシィに掲載されました。メモリプレイの影響も大きいと思います。
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