僻地で陸マイラーの忘備録

僻地で陸マイラーの忘備録

地域医療にて勤務中の総合診療医夫婦の日頃思ったこと、マイル、診療、子育てなどつれづれなるままに書くブログ

“僻地で陸マイラーの忘備録”

【体験談】台風15号に伴うJAL便欠航までの流れを時系列でまとめました

 

 

昨日の台風15号は関東地域に甚大な被害をもたらし、空の便、電車、バスなどあらゆる交通機関がストップし、また停電や断水など各家庭にも様々な被害をもたらしました。

たまたま同日にメルボルン行きのフライトに乗る予定だった私は空港を訪れていて結果として欠航で飛行機に乗ることができず、成田空港で一夜を明かしました。

 

今回その一連の流れについて時系列とともに、みなさんと情報共有をするとともに忘備録として記録しておきます。

また同じようなことが起こった場合、どう対処すべきなのか今後のみなさんの参考になるかもしれません。

もし不快な方がいらっしゃれば教えてください

 

 

台風15号と前泊

台風15号は9月8日深夜から9月9日午前中にかけて関東に上陸するとのことでした。交通機関がストップしてしまう可能性を考慮して、9月最寄駅が成田駅の東横インに宿泊しました。ホテルは満室でした。

 

午前3時頃 ホテルの停電に気付く

夜中に目を覚ますと非常用ライトが点灯しているの気づきました。最初はよくわかりませんでしたが、室内天井の1個のライト以外部屋の電気が使えなくなっているので、停電していることに気づきました。

 

午前5時頃 窓付してあるベッドがビショビショになっている

そこから二度寝して次に目をさますとマットレスが冷たいことで目が覚めました。周りはうっすら明るくなっていたので見渡すと、窓にすごい勢いで風が吹き付け、雨が窓の隅っこからどんどん入ってくるのがわかりました。止めようもありませんのでそのまま朝を迎えました。

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午前5時半 搭乗予定の便が遅延するメールが届く

元々出発予定は10時半でしたが、

「台風のためフライトを12時に変更します。」

との旨のメールが届きました。

とりあえず飛びそうなことに安心しました。

 

7時 東横インを出発する

東横インの廊下にでると、廊下は真っ暗でした。エレベーターももちろんすでに息絶えていました。キャリーケースを抱えて一回まで降りると一面水浸しの床を頑張って清掃するスタッフの方と、空港へ向かう人でロビーはあふれていました。長蛇の列に並んで空港へ向かいます。

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廊下真っ暗でエレベーターも死んでました
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8時 空港に到着

すでにいくつかの便は変更時間が記載されていましたが、自分が乗るメルボルンの便は記載されていませんでした。

フロントは受付ができない状況で、チェックインができる環境が整い次第場内アナウンスにて連絡しますとのことで、チェックインカウンター周辺で待ってくださいとの説明を受けました。

待てども待てどもなかなかチェックインをすることができず、刻々と時間が経過し、色々プラプラしながら時間をつぶしました。

 

11時過ぎにチェックイン開始

やっと場内アナウンスがあり、チェックインカウンターに並びました。

今回はビジネスクラスの利用だったので、比較的空いているカウンターに並んだはずですが、それでもチェックイン完了したのが11時半頃でした。

チェックインカウンターでは

「一応今の所12時から変更の通達を受けていません。ただ、皆様が間に合うことはないと思うので変更にはなると思いますが、、、正式なアナウンスは出国審査を終えた先のラウンジなどでアナウンスがあると思いますので中で次の連絡をお待ちください」

とのことなので、手荷物検査と出国審査を受けました。

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12時 SAKURAラウンジに到着

この時点ですでに出発時刻を迎えておりましたが、ラウンジのフロントに確認したところ、やはりこのままここで待ってくださいとのことでした。

 

食事や飲み物を楽しみながら時間をつぶしておりました。

待てども待てども私が乗る便のアナウンスはありません。

自分の便の後発の便が出発が決まったり、欠航が決まったりしていました。

 

16時頃 一向にアナウンスがないのでデスクの方に聞いてみる

フロントに現状況を訪ねに行くとサラリーマン風の男性が

「なんのアナウンスもなく、なんの情報の追加もないのであればなんで待たされているのか分からないし、次の対応が取れないから困る。あなたたちにいっても仕方がないことはわかってるんだけど、、、」

とデスクに色々言っていました。彼が私と同便であったかはわかりませんが、まぁ気持ちはわからなくもないなと正直少しは思ってしまいました。

とりあえず私の便に関して尋ねると、

「まだ情報が更新されていません。このままお待ちください」とのことでした。

 

16時半すぎ 続々と他便の運航が決まる

待っている間に続々と他便の欠航が決まっていきます。

まだ何も決まっていない午前中の便は私が乗る便ともう一つの便だけでした。

ラウンジデスクに群がる人々。。。

デスクの方も困惑して大変そうなのを横目に待ち続けました。

 

17時半頃 突然自分の乗る便が電光表示板から表記が消える

定期的に電光掲示板を確認していましたが、突然自分が乗る予定だったメルボルン行きの表記が消失しました。どういうことだろうと思い、再度混雑するデスクへ行きました。

「まだ情報がないので、お待ちください。必ずアナウンスがありますので」

とのことなので待ちます。

 

(9月9日 17時46分  欠航のお知らせがメールできた)

アナウンスを待っている間、別の作業をしていたためメールに気づかずでした。

 

18時半すぎ 友人からのメールで欠航に気付く

私を待つ現地の友人が、飛行機欠航になってるよ、とのメールをくれたのでHPで確認すると確かに欠航になっていました。

「台風15号の影響により乗務員の手配ができないため欠航となっております。ご不便・ご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。」

 

アナウンスを待っていたので聞きもらすことはさすがにないと思います。

再度デスクに行くと、キャンセル便続出の状態ですから何人もの人がデスクに並んでいましたので、大人しく後ろに並びます。

 

19時過ぎ デスクで欠航を確認する

 

デスクに確認したところ、やはり欠航になったとのことでした。

デスクの方に

・欠航になったこと

・デスクでは予約の取り直しが出来ないので、自分で予約問い合わせセンターに電話するようにとのこと

・JAL側では宿泊先は用意できないので自分でホテルを探すこと

・後に欠航証明書を発行するので、またアナウンスをするということ

を聞きました。

予約問い合わせセンターは19時には終了するとのことでしたが、今回は緊急事態なのでまだ繋がるはずですとのことでした。

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19時過ぎ 問い合わせセンターに30回電話する

予想通りではありましたが、まっっっっっっったく電話が繋がりません。

何回かけても「お繋ぎできません」とのことで、ひたすら電話をかけ直しました。

約30回くらいのところで繋がり、

「一時間程度お待ちいただくことが予想されます。お待ちいただけるのであればそのままお待ちください」

と電話口で言われたのでそのまま電話をキープした状態で待ちました。

 

 

19時半 メルボルンに対する初アナウンス

19時50分頃を目処に欠航証明書を発行するとアナウンスがありました。電話をかけ続けた状態で待ちます。まぁこれも予想通りでしたがこの時点で成田空港周辺のホテルはほぼ完売していました。ニュースで公共交通機関も壊滅して1万人が取り残されているニュースをみたので、今日成田空港を脱出することは早々に諦めがつきました。

 

19時50分頃 欠航証明書が渡される

19時50分にラウンジ内で欠航証明書が渡されました。

また、交通費・食事費とのことで1万円を現金で手渡されました。

証明書にサインをしてその場を去ります。

この時点でまだ電話がつながっておりませんでした。

日本への出国手続き取り消しならびに荷物の受け取りをするよう説明されましたが、こちらとしては明日の予定をたてるのが最優先なので、ラウンジ内でひたすら電話が繋がるのを待ちました。

 

20時45分頃 ついに電話がつながりました。

こちらとしてはなるだけ早くにメルボルンに行きたい旨をお伝えしましたところ、

「明日であればエコノミークラスであれば空きがあります。ビジネスクラスとなると明後日以降でないとありません。」

とのことでした。

「エコノミークラスでも大丈夫なので、明日の便をおさえてください。ただ、今回はビジネスクラスの特典航空券を利用しているので、差額のマイルは返して欲しいです」

と伝えました。マイルに関しては、再度担当に確認してから改めて電話しますとのことだったので一旦電話を切って待ちます。

15分後再度電話があり、

「マイルの返還に関しては、帰国後に改めて問い合わせセンターに電話して手続きをして欲しい」

とのことでした。正直また電話しなくちゃならないのか、、、と思ってしまいましたが、今日はこの方の電話を待っている方が大勢いるはずなので、なるだけ速やかに電話を切りました。

とりあえず翌日の便が確保できたことに安堵を覚えました。

 

21時半頃 とりあえず夕食を確保

 

成田空港を脱出する方法を色々調べましたし、ホテルも調べましたが結局いい案は思いつきませんでした。食事をとる場所もないと思われたので、ラウンジで本日3食目のカレーをいただきました。

 

22時頃 ラウンジを出て入国しようとすると超超長蛇の列

成田空港に着陸する飛行機はどんどん着陸していたようで、日本へ入国できてない人が長蛇の列をなしていたので一緒に並びました

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22時半 入国審査入り口直前で別入り口へ案内される

キャンセル便搭乗者はまとめて案内していたみたいで、私ははぐれメタル的な存在であった様子です。

職員同士で色々揉めていましたが、最終的に別口で案内されて外にでることができました。

その後で置き去りにされた荷物を拾いに行きました。

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23時半 やっと入国も、成田空港到着ロビーは人人人人

自動販売機は全て売り切れで飲み物は買えませんでした。

 

寝袋とクラッカーと飲料水が配布されていたようです。

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翌朝5時 電車は動き出すも長蛇の列

翌朝になって電車は復旧した様子でしたが、そこも長蛇の列をなしていました。

 

我々乗客だけでなく、スタッフの皆様方は大変忙しそうに仕事されていました。

本当に皆様お疲れさまでした。

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一連の流れから思うこと

 

この1日で思うのは、、、

 

・なぜ欠航直前までなんの情報も得られなかったのか

・航空券再発券を問い合わせセンターに回したらパンクすることなんて目に見えているだろうに、それしか手段がなかったのか

 

ということかな。

さすがに何も情報がありませんで何時間も待った挙句、いきなり欠航です

は精神的に堪えるものがありました。

いつ情報がはいるかもわからない中、ラウンジから一切でれなかったですしね。

ここは何か方法がなかったのかな

欠航なら欠航で、早めに動きたいなと

 

あと予約取り直しに1時間半電話を繋ぎっぱなしにしないと出来ないってさすがに効率が悪すぎるのではないかと思います。

ずーっと音声案内を聞き続けないといけないってのもね、それは大変

 

自然災害は仕方のないことだとは思いますが、

もっと変えれる点があるのではないかと思うのが正直なところです。

 

最後に誤解のないように記載しますが、

現地スタッフの方は本当に忙しそうに対応をされて、頑張っていらっしゃいました。

実際の手続きも丁寧に対応していただいたので、現場スタッフの皆様方には尊敬念はあれど、不満は一ミリもありません。

あれだけ忙しければ、アナウンスが難しいのも理解できます。

不満があるとすれば、運営側にですかね。

 

疲れましたが、無事オーストラリアに入国できましたので精一杯楽しもうと思います。

 

最後に私が食べたカレーたちをどうぞ

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カレーうどんのアレンジ