ふるさと納税。
2008年から始まったこの制度。
最近でも何かと話題になったりもしていますね。
でも、2015年(ちょっと古いですが)時点での、首都圏・関西圏・東海圏においてふるさと納税の利用率は10.3%と少なめ。
以前にもふるさと納税をしたことのある人は、ほとんど毎年しているようですが、ふるさと納税の名前も内容も知っているのに利用していない人は60%前後となっています。
なぜふるさと納税を利用しないのか?
「なんだかめんどくさそう、忙しいし」
「ちゃんと出来るか不安」
「仕組みとかあんまりよくわからないし」
「やり方わかんない」
やりたいと思っていてもやらない方。
勿体ない。実に勿体ないです。
今日は、CMでも結構な頻度で宣伝している「さとふる」の使い方について説明です。
実際に納税してみた画面も出てくるので、もしわからない方は参考にされてみてください。
時間がなくても、ふるさと納税の仕組みをあんまり理解していなくても、
めちゃめちゃ簡単にできます。
今日は、ふるさと納税のシステムとさっくりと説明した後、
実際の「さとふる」の使い方について、
つれづれなるままに書いてみようと思います。
ふるさと納税とは
ふるさと納税(ふるさとのうぜい)とは、日本の個人住民税の制度の一つで、日本国内の任意の地方自治体(都道府県、市町村および特別区。以下同じ)に寄付することにより、寄付した額のほぼ全額が税額控除されるものである(ただし一定の制限や限度がある)。「ふるさと寄附金」とも呼ばれる。
wikipedia
・・・とありますが、なんか難しいのでざっくり言うと、
本当は自分の住んでいる地域に自然に(給料から天引きされたりとかして)納税されていくお金を、好きな都道府県の好きな市とか町とかに対してお金を納めることできる制度。
好きな地域に納税したことでもらえることもある、米とか肉とか卵とかその他もろもろ・・・のことを「返礼品」といいます(返礼品は無い地域もあります)。
「返礼品」目当てで好きな地域に納めるパターンが多いです。我が家がそうです爆
中には純粋に「ふるさと」に納税する方もいらっしゃいます。
私はふるさと納税を実際にするまで、納税した額そのままが自分のお給料からさらに減っていくものだと誤解していました。だから夫が「ふるさと納税しようよ」と言ってきたときも、「最小限の納税でいいんじゃない・・・?」と言ってしまいました。
でもそれは大きな誤解です。
もし返礼品目当てであれば、「最大限の納税」にすべきなのです。
諸々の手続きが最も簡便で、自己負担金が最も少なく、なおかつたくさんの種類の返礼品がもらえる納税の仕方をさっくり言うと、
自己負担2000円のみで
自分が納税できる金額の範囲内で、
5つの自治体に納税し、
ワンストップ特例申請を行う。
です。
さとふるの使い方
実際の納税までの流れとしては、
①さとふるに登録する ※陸マイラーの方はハピタス経由からの登録を。
②自分がいくらまで納税できるか調べる
③返礼品を探す
④さとふる上で納税の手続きをする
⑤ワンストップ特例申請をする
となります。
①さとふるに登録する
※陸マイラーの方はハピタス経由で「さとふる」へ登録を。
経由して登録するだけでハピタスポイント15ptもらえます。
(ハピタスって何?と興味が湧いた方はこちらの記事をどうぞ↓)
陸マイラーではない方は、まず普通にネットで「さとふる」と検索すると一番上に出てくるサイトにアクセスします。最初はこんな画面です。右上の新規利用登録を押します。
押すと、こんな画面になります。メールアドレス、名前、住所などの色々必要な情報を入力します。
②自分がいくらまで納税できるか調べる
この②自分がいくらまで納税できるか調べる というのは、
「自己負担2000円の範囲内」で、納税出来るmaxの金額を調べる、ということなのです。
※それぞれの自治体に納税するのに、毎回2000円かかるのではありません。だから1つの自治体に納税しようと、5つの自治体に納税しようと、どちらも自己負担2000円です。
いくらまで納税できるかを調べるには、初めての方へをクリックします。
そこに色々仕組みとかが書いてあるのですが、途中にこんな部分があります。
ここを押すと、簡単シミュレーションか、詳細シミュレーションか選べるので、
とりあえず自分の給料明細などの資料がなくても出来る、簡単シミュレーションをしてみます。
例えば、年収500万円の人で、専業主婦(夫)の配偶者・中学生以下の子供が1人いる家庭として入力してみると、
自己負担2000円で済む、納税の上限は47000円のようです。
もっときちんと知りたい方は、源泉徴収などの資料を準備して、詳細シミュレーションをしてみるといいと思います。
③納税する自治体と返礼品を探す
では、いよいよ納税する自治体と返礼品を探してみます。米や肉、魚といったジャンルから選べたり、直接ワード検索で調べたり、いろいろ方法はあります。
今回は、牛肉の稀少部位「シャトーブリアン」を検索してみます。
佐賀牛 シャトーブリアン。寄付金額20000円なのに、500gと量もたっぷり。
口コミの評価も良さそうです。
今回はこれをクリックしてみます。
これに決めたのであれば、「カートへ入れる」へ
他のものと比較検討などしたいなら、「お気に入りへ登録」をクリックします。
実際にカートに入れたところがこんな感じ。
では、実際に納税の申し込み手続きをしてみます。
④さとふる上で納税の手続きをする
「この地域の寄付手続きへ進む」をクリックします。
個人情報取り扱い規約のとこに同意チェックを入れ、寄付情報の入力へ進むをクリックします。
寄付金額の確認をして、
支払い方法、決済情報などを入力して、
登録された情報に間違いがないかチェック、送信ボタンを押します。
これでひとまず、申し込みは完了です。
でも、最後に大事な作業が残っています。
⑤ワンストップ特例申請をする
ワンストップ特例申請とは、自分で確定申告をしなくても、
ふるさと納税をした自治体にちょっとした書類を送れば、
勝手にいろいろ手続きをしてくれる便利システムです。
注意点としては、5自治体までしかこのワンストップ特例申請は使えないということです。ただし、6回納税したとしても、そのうち2回以上同じ自治体なのあればOKです。
トップ画面に戻り、マイページへ行きます。
ワンストップ特例申請の こちら と書いてある部分をクリックします。
するとこの画面になります。
ここからdownloadしてもよいのですが、埋めないといけない箇所が多いので、
スルーします。
下の方へ移動します。
都道府県と自治体を入力して、送り先の自治体の住所と宛先を確認します。
この作業をする目的は、ワンストップ申請のために自治体に送る書類の宛名書きをする時に必要だからです。
封筒を書くなり、送り先の住所と宛先をメモするなどします。
再度、トップ画面からマイページへ行きます。
マイページの途中に、
履歴があるのでここのPDFを押します。
黒で塗りつぶした自分の情報と、赤丸印のところが埋まった状態で出てくるので、ちょっと楽です。
赤丸印の部分にチェックを入れます。
あとは、記入した書類と身分証明のコピーの書類を送ればよいのですが、
①マイナンバーカードの表と裏(のコピー)
②マイナンバーカードの通知カード(のコピー) or マイナンバー記載の住民票
(の原本でもコピーでも)+運転免許証 or パスポート(のコピー)
③マイナンバーカードの通知カード (のコピー)or マイナンバー記載の住民票(の原本でもコピーでも)+健康保険証・年金手帳・自治体が認める公的書類(のコピー)のうち2点
「①〜③のうち、どれか1つ」
を同封して送ればOKです。
我が家では夫婦いずれもマイナンバーカードを作っていますので、①の方法でやってます。マイナンバーカードがあると、ネットやFXでの口座開設などにも何かと便利です。
2016年、2017年で我が家に実際に届いた返礼品としては、
- 2016年
宮崎牛2.2kg、獺祭、いくらしょうゆ漬け、老舗特上ハンバーグ10個、まぐろ
- 2017年(納税途中)
米(さがびより)、獺祭、宝泉寺温泉旅館組合共通ペア宿泊券
そして今回のシャトーブリアンです。
まとめ
難しく考えずとりあえずやってみると、思っていたよりもずっと簡単に出来ます。ワンストップ特例申請書の郵送だけ忘れやすいので、そこだけ注意すれば、あとはネット上でかなりサクサクです。
まだふるさと納税していない方、しようか迷っている方、
この記事を参考にして頂き、ふるさと納税を始めてみては如何でしょうか?
実際に、ふるさと納税返礼品で、旅行に行ってきました。
なんと皇族の方が宿泊されたお宿にもほぼ無料宿泊できる・・・衝撃です。
興味のある方は是非どうぞ。
さとふる以外にも、「ふるさとチョイス」 「noma-style.com」のやり方をまとめた記事もあります。取り扱っている返礼品が異なりますので、どのサイトを経由してふるさと納税するかを選ぶのも楽しいです。
個人的に、おもしろ返礼品を特集した記事もありますので、こちらも合わせてお読みください。